お茶室

先人を想う

先人を想う

皆様、こんにちは

「先人」という言葉を聞いて思い浮かぶのは『器~小川裕世という生き方~』の本に収められているエピソードです。

それは、西郷隆盛さんの通った(と言われる)道筋を毎日トレースして歩いている方のエピソードです。先人の想いを理解したいという想いからの行動だったのではないでしょうか。

「魂と心のお茶室」を始めさせていただいて、早2年が過ぎ、3年目も半分が過ぎました。自宅に風炉釜を据えられたり、お道具を少しずつ揃えられたりしている方もあり、それぞれにお茶会を開くなど楽しまれている姿が嬉しいです。

私も初めは先生のお道具でお稽古させていただくことから始まりました。公民館で自分が教え始めた頃も最初は先生にいろいろお道具をお借りしていました。そこから少しずつ自分でも揃えていったのですが、自分で購入したものばかりではなく、お茶をされていた先人の皆様から譲っていただいたものも多くあります。

「お茶をやっているなら、もう使わないから生かしてください」と高価なお道具も譲ってくださるのです。「その想いは?」と考えるとき「美しいもの、伝統文化を大切にしたい、後の世に残したい想い」が伝わってきます。その想いを引き継いでいきたいと思います。

また、小川裕世先生のように「ゆずりはの愛」を常に意識するようになりました。いつか手放す日が来る…小川先生は何かを手にした、そのときに覚悟すると伺いました。その凄さに息をのみました。

魂と心のお茶室での分かち合いをさせていただくようになったとき、一度自分に入ってきたものを分かち合うというのがどういう想いなのかを初めて知ることができました。同時に、小川先生がこれまで息をするように分かち合って来てくださったことがどれほど特別なことだったのかも理解できました。

先人から流れてくるものをいただいての自分です。何も流れないところには道ができません。

今、魂を失っている人類です。

魂を(南将路先生に)いただけてわかることは、魂もまた先人(生まれ変わり、死に変わりを繰り返している先人)であるということ。その魂に導かれて私の今もあります。

小川先生がある日「私、過去世、村田珠光だったのよ!」え~!それはもう、超有名な「開祖」です。

さらに驚くことが続きました。「そしてね、みいちゃんは武野紹鷗だったの」またまた、え~!!!です!本当に嬉しいことでした。この魂に導いていただいての今です。そして、何よりも自然の力があっての今です。

6月に自然の力お誕生日茶会で二度目の小川先生の宇宙茶室お点前をいただき、決めたことがあります。

「宇宙一の茶人」です。

それは神様の流れの中で、一服で全てが整う究極の一服をお出しできる茶人であり、また、先人の心を受け継ぎ、ゆずりはの心で価値観をお渡しできる自分です。

今月もまた皆様と共に魂と心の進化に取り組ませていただきます。

神様にいっぱいいっぱい感謝です。

 

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