お茶室

春爛漫「今」を楽しむ

春爛漫「今 」を楽しむ

皆様、こんにちは

春爛漫の4月、毎年、誕生日の頃には葉桜になっていますが、生まれる前から母と一緒に桜を見ていたと思うと嬉しくなります。咲き始めから散る様、散ったあとまで美しく楽しませてくれる桜が好きです。

 

今年は満開の桜を見る前に、京都で小川裕世先生、大家千晶先生による特別な宇宙茶室に参加させていただきました。
当日、光栄にも大家千晶先生から一服頂戴しました。この日のために、全く初めてのスタートから3週間ほど一緒にお稽古をさせていただきました。毎回、ご自分で目標を立て、真剣に取り組まれ、結果を出していかれる姿に私が学ばせていただくことばかりでした。形だけでなく、参加される方へ最善をつくし、おもてなししたいという心が伝わってくるお稽古でした。

 

当日は愛と感謝の溢れる美しいお点前。点てていただいた一服は「役割を果たす」というメッセージと共に頂戴することができました。
その後、大家千晶先生の流れの皆様のお席をお手伝いさせていただきました。千晶先生がどんなときも愛と感謝を伝えられていることを参加された皆様から伝わってきて感動の宇宙茶室となりました。これから自分の役割を全力で果たしていこうと思います。

 

今回、小川裕世先生より春のお茶室にふさわしいお道具をたくさんお借りすることができました。お茶室のしつらえは、亭主のもてなしの心です。床の間に掛物や香合を飾り、季節の花を生け、お道具を準備するのも楽しみの一つです。

お道具は、それぞれに扱い方があり、正しく扱うことで長く美しく使うことができます。自分の手元に届くまでにどれだけ多くの方からのお陰様があったのかと思うと自然と頭が下がります。
お道具を使った後は、水洗いし、湯通しして、すぐ箱には戻さず、しばらく乾かしておきます。毎回、その繰り返しです。そうすると使えば使うほど、ツヤが出て、味わい深いものとなっていきます。

 

真の価値は、使ってこそわかります。そのものを活かすことが、物を大切にすることです。素敵な着物も箪笥の肥やしにしておくのは勿体ない。お道具や着物だけでなく、日本伝統文化の応援は、身近にあるものを活かしていくことでもあると思います。
「一期一会」を大切にし、人生の「今」を真剣に楽しむ素晴らしさを実感した春爛漫の一日でした。そして、次へと繋げ、さらなる進化をめざします。

 

このように無事終えることができたのは、ご参加くださった皆様、お世話くださった皆様のお陰様です。心より感謝申し上げます。

 

美しいものを美しいと素直に伝えていきたいと思う4月です。
間もなく終わる炉の季節を宇宙茶室でどうぞお楽しみください。心よりお待ちしております。

神様にいっぱいいっぱい感謝です。

 

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