お茶室

半夏生と七段花

福崎のお茶室 (6月16日)

皆様、こんにちは

初めて参加してくださった二人の女性は、今回お茶室と知らず、ジビエ料理がいただけると思い参加されましたが、お点前を見ながら久しぶりの一服に喜んでいただけました。何であれ、楽しんでいただければ嬉しいです。

お菓子は、あじさい、なでしこ、青もみじ、花しょうぶ。お花は、半夏生 (ハンゲショウ)、七段花 (シチダンカ)。

 

ハンゲショウは、「半夏生」または「半化粧」と書きます。「半夏生」とは、夏至から11日目の日を指し、その頃に花を咲かせることから。「半化粧」とは、花の咲く頃に葉の付け根から先端にかけて白くなり、半分化粧をしたように見えることから。葉の表側だけ白くなることから「カタシログサ」とも呼ばれています。花が受粉を終えると白い葉の役目は終わり、葉緑体が作られ葉は徐々に緑に戻ります。

七段花は、山紫陽花の変種で、名前の由来は装飾花が七段に重なるところからです。江戸時代に栽培され、シーボルトの「日本植物誌」で紹介されました。その後は実際に見つからず、幻の花となっていましたが、1959年(昭和34年)に六甲山で再発見されました。花の色は、土の酸度と関係なく、淡い青色から、薄紅、濃紫、藍色などに変化が楽しめます。大型のガクアジサイとはまた違い、とても可憐で素敵なお花です。

 

 

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