柚子の色づく頃

皆様、こんにちは

立冬が過ぎる頃、いよいよ炉開きです。
茶室の炉を開き、新茶をいただく
11月は「茶人の正月」と言われています。

炉開きの頃、茶壷の封を切り
新茶を取り出し、茶葉を石臼で挽いて
新茶でおもてなしする「口切り」が行われます。

風炉から炉へかわる頃を
「柚子の実の色づく頃に炉を開く」
「吐く息が白く見えるようになれば炉を開く」
と伝えられてきました。

柚子の色づきや吐く息の白さで
炉開きの時期を表現されたのは
先人が自然を大切に、共に生きてきたから

炉開きは運びのお点前から始まります。
半年間つづけてきた風炉から炉へかわると
最初は皆さん戸惑われます。

お道具の置く位置や体の向きが違うので
お点前も全く違うように思われますが
お点前の手順は全く同じです。

炉のお点前で一番大切なことは
居住まいを正して座る位置を決めることです。
これが決まれば、お点前はやりやすいです。

風炉から炉へ、炉から風炉へと一年を通し
季節を愛で、自然の恵みをいただきます。
宇宙茶室は、先人からの学びを深め
心美しく、分かち合う心を育てる特別な空間です。

炉の季節もどうぞ一服お楽しみください m(__)m

お花は、サンザシ (山査子)、ハツアラシ (初嵐)
お菓子は、紅葉、銀杏、ひな菊、友禅菊

🍁【姫路のお稽古】
毎月第2土曜日、10時～17時の間で
ご都合の良い時間にご参加ください
お待ちしております m(__)m

＼空気ありがとう／
神様にいっぱいいっぱい感謝です。