お茶室

名残りを楽しむ

京都のお茶室 (10月31日)

皆様、こんにちは

名残りの季節、最後に京都のお茶室でたくさんのお友達と特別な一日を過ごさせていただきました。大分から小川裕世先生にお越しいただき、皆様が一服楽しまれたあと最新の改善をしていただきました。お陰様で、より一層晴れやかな皆様の笑顔、喜びを分かち合うひととき、清らかな心地よい空間となりました。

初めての方も多数ご参加いただき、「美味しかったぁ〜」「楽しかったぁ〜」と嬉しいお言葉をいただきました。浜松から初参加のお友達が、朝早くからたくさんパンを焼いて「みなさんに…」と持って来てくださいました。かぼちゃパン、とても美味しかったです(#^^#)

いつも皆様からたくさん分かち合っていただき、ありがとうございます m(__)m

 

名残りの季節…

5月に摘み取った新茶の葉を約半年間茶壺で保管し、11月の炉開きに合わせて熟成させたお茶を開封し、一年かけてお茶をいただきます。10月は残り少ないお茶や風炉最後の季節を名残惜しいという事で「名残りの季節」と呼ばれています。

だんだん寒くなり火が恋しくなるこの季節に「中置」というお点前があります。畳の真ん中に風炉を置き、お客様に少しでも暖かい火を近づけようという亭主の心遣いからこのようなお点前を行います。

 

また、この季節に金継ぎの焼物を使えます。割れた部分を漆で止め、金で表面を保護します。(↑写真のお茶碗は金継ぎではありません) 今は、壊れた物はすぐに処分し、また新しい物を買える時代です。昔は、全て一点もので、壊れても修繕し大切に扱ってきました。金継ぎもそんな日本人の物を大切にする心のあらわれだと思います。

 

お茶室で季節の移り変わりを一番感じることができる茶花。風炉の季節を美しく彩ってくれたたくさんの草花に心より感謝いたします。名残り最後の茶花は、ススキ、シュウメイギク、コウヤボウキ、ホトトギス、タデ、スイフヨウです。(↑写真右、スイフヨウは朝白く咲いて夕方にはピンクに変色ししぼむ一日花)

11月は炉開き「茶人の正月」です。また新たに炉の季節が始まります。どうぞお楽しみください m(__)m

 

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