お茶室

ものを活かす

姫路のお茶室 (7月24日)

皆様、こんにちは

毎日、暑い日が続きます。そんな中、着物を着て、お茶室に参加されるお友達が増えています。いつも姫路のお茶室を主催してくださるお友達が、今回、30年ぶりに箪笥から夏の着物を出して初めて自分で着られました。

「お茶を始めてなかったら、もう着ることもなかった」と言われるのを聞いて、とても嬉しいです。また、着物を作ってくださったご両親への感謝や、その着物を着て、お茶室に参加される大切なお友達をおもてなししたいという思いもお聞きし、「お茶室を始めて良かった」と改めて思いました。

 

お道具を使った後は、水洗いし、湯通しして、乾かします。毎回、その繰り返しです。そうすると使えば使うほど、ツヤが出て、味わい深くなっていきます。真の価値は、使ってこそわかります。その価値を活かすことが「物を大切に」することであり、感謝の表れではないでしょうか。素敵な着物が、箪笥の肥やしになるのは勿体ないです。着物だけでなく、身近にある物を活かしてください。

 

お花は、矢筈ススキ、白ムクゲ。お菓子は、あさがお、ききょう、夏の木立、夏の田園。お菓子は、とても繊細な作りで、いつも美しいです。夏の木立は、木漏れ日を小さな透明の寒天で表現され、夏の田園は、成長した稲が何本も細かく表現されています。写真ではわかりづらいのが残念です。

 

暑い日に一服、ぜひ涼みにお越しください。お待ちしております m(__)m

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