鳥取のお茶室 (12月26日)
皆様、こんにちは
年内最後は、鳥取のお茶室でと楽しみにしていましたが、残念ながら大雪のため行くことができませんでした。Zoomを繋いでいただき、少しお話させていただくことができました。
後から、お茶室の様子を写真で見せていただきました。2年前から月1回、鳥取に通わせていただき、初めての方ばかりでしたが、今は自分で着物を着て、お点前をされている姿にとても感動です。
床の掛物がとても素敵なので、勝手に紹介させていただきます。
春有百花秋有月 (春に百花あり 秋に月あり)
夏有涼風冬有雪 (夏に涼風あり 冬に雪あり)
「春は百花爛漫として咲き綻び、秋は月が美しい。夏は涼しい風が吹き、冬はすがすがしく雪が降る」
これは、禅門の「無門関」の詩です。この詩の後に、こう続きます。
「つまらぬことにあれこれ思い煩うことがなかったら、春夏秋冬、いつでも人にとって好時節である」
この掛物を見せていただき、美しい風景が目に浮かびました。美しい自然の中で生き、自然に見守られ日々生きている喜びを感じます。思い悩む日々を過ごし、四季の美しい風景や季節の移り変わりを見逃しては勿体ないです。
お茶は、自然をとても大切にしています。
亭主は、季節の花や掛物を床に飾り、客をお迎えします。季節に合わせた道具を使い、お茶を点てます。
亭主の心からのもてなしに客は心で一服を味わう。
言葉ではなく、一期一会のひとときを亭主も客も心から楽しみ、喜びを分かち合う。
2021年もあと数日…
年の瀬に慌ただしく過ごすより
心静かに一服頂戴します m(_ _)m
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