福崎のお茶室 (5月19日)
皆様、こんにちは
薫風の候、いかがお過ごしでしょうか? 立夏の頃から風炉の季節が始まります。今年の立夏は5月5日。施設の休館で姫路のお稽古や京都のお茶室を延期させていただいたので、今回から風炉の季節の始まり…
まずは、初風炉のお点前で一服。お茶を点て片づけるとき、「風炉の中じまい」で自分の正面 (畳の中央) に茶碗と茶器を置き合わせます。これは、広間で風炉の運びのお点前で行います。
お花は、縞葦、撫子、山紫陽花。花入は、せせらぎ籠 (竹籠)。お菓子は、菖蒲饅頭 (上用)。
一服楽しんでいただいた後に、お話をしていると「『魂と心のお茶室』でおもてなしを身につけたい。おもてなしとは…」と素敵な質問がありました。逆に、参加されていたお友達に聞いてみました。それぞれに「おもてなし」について思いを語ってくださいました。私が、その場でお答えすることはなく、その後もお稽古をさせていただきました。
「炉のあとは一畳青しほととぎす」如心斎
炉が終わり風炉を始める前に、炉の灰を上げてから炉を切った畳を元の畳に入れ替えるとその一枚が他より青く目立っている状況を表した句です。炉から風炉へ、風炉から炉へと半年ごとに畳だけでなく、お道具も入れ替え、お花も準備します。一年を通して、お客様をお迎えし、一緒にお茶を楽しみたいという一心で準備をさせていただきます。その全てが、楽しく幸せな時間です。
どうぞ一服お楽しみください。皆様にお会いできるのを楽しみにしております m(__)m
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